真実の愛のカケラ
「熱狂的なファンが多いんだな。
その会社大丈夫か?」
たぶん、私の浅はかな嘘なんてバレているんだろう。
「大丈夫だし!
もー、いいから!
早くベランダに行って!」
これ以上話を掘り下げられたくなくて、拓哉をベランダに連れ出す。
「じゃあ、気をとりなおして…
かんぱーい」
梅酒とオレンジジュースで乾杯をする。
拓哉はこのあと車だから仕方がない。
「明日もバイト?」
「うん」
「ふーん。そっか…」
私たちはお互いにバイトのこと、仕事のことを話さないし聞かない。
彼女が自分のバイト先の本社に勤務しているというのは、男の人的にはどうなんだろう、と余計なことを考えてしまって、言い出せない私にとっては都合がよかった。
その会社大丈夫か?」
たぶん、私の浅はかな嘘なんてバレているんだろう。
「大丈夫だし!
もー、いいから!
早くベランダに行って!」
これ以上話を掘り下げられたくなくて、拓哉をベランダに連れ出す。
「じゃあ、気をとりなおして…
かんぱーい」
梅酒とオレンジジュースで乾杯をする。
拓哉はこのあと車だから仕方がない。
「明日もバイト?」
「うん」
「ふーん。そっか…」
私たちはお互いにバイトのこと、仕事のことを話さないし聞かない。
彼女が自分のバイト先の本社に勤務しているというのは、男の人的にはどうなんだろう、と余計なことを考えてしまって、言い出せない私にとっては都合がよかった。