真実の愛のカケラ
「こいつは私の息子で、もうすぐ副社長としてこの会社の一員となる。
まだ正式な発表は控えているが、もう噂は回っているらしい。


副社長になるにあたって、うちが経営するあちこちのレストランで極秘の修行させていたんだ。

最後の仕上げとして、この新店舗の完成までを見せてやりたいと思ったんだ。

色々と、教えてやってくれないか?」


社長の息子…?
しかも、もうすぐこの会社の副社長…?


もう無理。
頭がパンクしそう。


でも。
社長直々の頼みを断るなんてできないから、とりあえずの返事。


「はい…。
私でよければ」


「そうか、よかった。

じゃあ軽く説明をしてやってくれるか?」


説明……?
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