真実の愛のカケラ
「ううん。
私もね、本社で働いてること言おうと思ってたの。

でもなかなか言い出せなくて、今になっちゃった…」


「俺があのレストランでバイトの身だったんだし、言い出しにくいよな。


それにしても、今までで1番のサプライズだった。


会議室に入ってきた女が変な声出しながら、資料で顔隠してるのを横目に見たときは、ヤバイ奴と組まされるって思った。
いくら最後の修行でもやりすぎだろって」


「うわ、ひっど!
パニックだったんだもん仕方ないじゃん。


あぁ!」


1つ重大な問題がある。


大声を出してしまい拓哉は眉をひそめているけど、これだけは約束してもらわなければならない。


「私の私生活については、絶対誰にも言わないでよね!」


あのズボラな生活をバラされたら致命的。
なんとしてでも秘密にしておかないと。
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