真実の愛のカケラ
「私が宮野さんの味方についていることがご不満ですか?」
「そうじゃないけど…」
いや、実際それはある。
嫉妬とまではいかないが、長年付き合いのある俺をあっさりと見捨てられる理由がどこにあるんだ?
「宮野さんの言っていることは、信ずるに値すると思ったからです。
きちんとレストランを開店する場所を自分の目で見て、何が求められるかを調べたからこそ出てきた案なのです。
たしかに、拓哉さんの言うように席数を増やせば、お客様の人数は増やせることができるでしょう。
ただ、なぜそれを宮野さんが拒むのか。
実際にその場所を見てきたらいかがでしょうか?
何か発見があるかもしれません」
堺さんのいかがでしょうか?は、ほぼ命令。
ここで、そのうち見ておくよ、なんて返事をしようものなら間違いなく怒鳴り付けられる。
「…わかった。
今から見てきます」
渋々ながらそう返事をする。
「そうですか。
それでは、行ってらっしゃい」
本当に発見なんてあるんだろうか。
柚希の考えていることが俺にわかるのだろうか…?
「そうじゃないけど…」
いや、実際それはある。
嫉妬とまではいかないが、長年付き合いのある俺をあっさりと見捨てられる理由がどこにあるんだ?
「宮野さんの言っていることは、信ずるに値すると思ったからです。
きちんとレストランを開店する場所を自分の目で見て、何が求められるかを調べたからこそ出てきた案なのです。
たしかに、拓哉さんの言うように席数を増やせば、お客様の人数は増やせることができるでしょう。
ただ、なぜそれを宮野さんが拒むのか。
実際にその場所を見てきたらいかがでしょうか?
何か発見があるかもしれません」
堺さんのいかがでしょうか?は、ほぼ命令。
ここで、そのうち見ておくよ、なんて返事をしようものなら間違いなく怒鳴り付けられる。
「…わかった。
今から見てきます」
渋々ながらそう返事をする。
「そうですか。
それでは、行ってらっしゃい」
本当に発見なんてあるんだろうか。
柚希の考えていることが俺にわかるのだろうか…?