真実の愛のカケラ
もしも…
お前とはもうやっていけない。
仕事も、プライベートも。
なんて言われたらどうしよう!


バンッ


妄想に熱が入りすぎて、壁を音を立てて叩いてしまった。
周りからの視線が痛い。


「す、すいません…」


でもこれでちょっとだけ気合いが入った。


当たって…。
当たって砕けてやる!


そう思うと、さっきまでの小さな歩幅が嘘のようにズカズカと廊下を進んでいく。


その勢いのままに第一会議室に突入する。


「…なにこれ?」


目の前に飛び込んできた景色は、想像していたものとは大きく違っていた。
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