オンナノコはカワイイでできてる
「和奏から1番遠くの話じゃん?」
企画書のタイトルはを見てニヤつく陸空。
「なに笑ってのよ?」
「いや、タイムリーだなと思って。」
「は?なにが」
「和奏が俺を好きになるいいタイミングだと思ってさ。」
はぁ?まだ言ってる?
「陸空、その話だけどさ…」
ん?なに?って私の顔を覗きこむ。
その人懐っこい瞳に捕らえられると逸らせない。
「前にも言ったでしょ?」
「うん、聞いた」
でも…って言ってさらに顔を近づける。
「聞いたよ。でもそんなのわからないでしょ?この先、どうなるかなんて。」
「わかってるわよ。私は誰も好きなったりしないんだから。」
ムキになってしまった。