オンナノコはカワイイでできてる

「和奏さん、なんか手伝えることあったら言ってくださいね。」

笑顔で声をかけてくれたのは岡野くん。

「ありがとう。その時はお願いするわ。」


「!?」

岡野くんに手を掴まれた。

「なに？」

「和奏さん、恋の相手なら僕が立候補してもいいですか？」

「ふふっ。おもしろい冗談ね？」

さっきより強く手を掴まれた。

「冗談じゃないです！」

陸空とは違う強い瞳で私を見る。

「はははっ」

「岡野くん、私みたいな歳上相手にしなくてもモテるじゃん？瑠色ちゃんとかさ。」

ほんとに。私なんかより良い女の子沢山いるよ？