君のおかげで

死神

僕は目が覚めた。

僕は朱希(あき)。

カーテンを開ける。

空は青空だった。

そして、ベランダに出ると、
真っ黒な服を着た男性がいた。

そういうばこいつがいたんだった。

それは昨日のことだった。

いきなり、ベランダに堕ちてきた。

なんでも他の死神と喧嘩し、負けて堕ちてきたらしい。

僕は死神に声をかけた。

「おはよう。死神。」

「…あぁ。おはよう。」
眠そうだった。

僕は朝食を食べに
部屋から出る。
リビングに行く。

そこでお母さんが朝食を準備してくれた。

席に座り、ごはんと味噌汁を食べようとしたら横に死神が座ってごはんを食べていた。

「なんでここに君がいるの？」
(僕は驚いた。)

その疑問にお母さんが答える。

「あなたの友達になってくれないかなっと思って死神世界から呼んだのよ。あなた。死神マニアでしょう？それにあなたの記憶も戻るかも」

(…確かに死神マニアだけどお母さんが死神を呼ぶなんて思わなかった。記憶喪失だ。唯一覚えていたのが死神マニアだったというとことだけ)記憶喪失になった日。親友に助けられ、その親友は死んだとお母さんに教えてもらった。

御飯を食べ終わり死神と一緒に部屋に戻る。

「まっ。そういうことだ。俺と契約してみるか？お前。狙われそうだし。」

「なんで、僕が狙われるの？」

「いづれ、分かる。それより俺と契約してみるか？」

「代償がいるんじゃないの？」

「いつの時代の話しをしてるんだ。今時。代償はいらないぞ。」

「そうなんだ。契約するよ。」

「主従関係とかあるの？」

「俺がお前の従者になる。」

「君。僕でいいのか？」

「お前としか契約ができないんだ。それに
………」

「それに何？」

「嫌なんでもない。」