モテない俺は顔が悪い訳ではない。
俺の努力は1時間も持たなかった
「よー春樹。」
後ろから俊太の声が聞こえて振り返る。
いつもの俺ならこうだ。
『やーねー、朝なんだからおはようでしょ?』
と言って俊太に殴られ俺の1日が始まる。
だがしかーし!!!
今日の俺は一味違うんだな~。
「おー。俊太おはよ。」
いたって普通の挨拶なのだが、俊太は驚いている。
「…おま…どした?」
え?そんな驚かなくても…
「真面目になろうと…。」
「あ、ああ…。いいと…思う…。」
え?なんなの…。ちょっと動揺してません?
「じゃあ、行こうぜ俊太。」
「…おお。」
そんな変わるのだろうか…。
そんなことを思いながら、俺らは教室へ足を進めた。