モテない俺は顔が悪い訳ではない。
「お前と真剣に話すのはダメだ。汚れる。」
はーい。本日3回目の汚れる頂きましたー。
「別にお前が居ればいい話だろ?ちょっとくらい良いじゃん。」
「うーん…。」
え?え?え?
そんな悩むこと?
腕組みをして机を睨んでいた俊太がパッと顔を上げた。
「…ちょっとだからな。」
うっしゃー!
ガッツポーズをしている俺を鋭い目つきで俊太が見てたので、俺は明後日の方向に目を向けることにした。
「てか、その辺の女じゃダメなわけ?」
「うーん…。なんか、相談のってもらえる気がしない。」
「まぁな…。」
それだけ言うと俊太は立ち上がってバックを持った。
「しゃーない。明日放課後あけとけよ。」
「ういーす。」