麗雪神話~幻の水辺の告白~
2
「レコンダム、覚悟!!」
シルフェの隣にいた人間の青年が、剣を手にレコンダムのもとへと突っ込んでいった。
「何奴!」
プラトーがすぐさま青年に剣を向けるが、シルフェの風の壁に阻まれ、皇帝と青年に近づけないようだ。
「シルフェ、よく聞いてくれ!
天上界へのゲートを開けてはならない。こいつらは天上界を狙っているんだ!」
「ええ!?」
シルフェは目を見開き、困惑の表情を見せた。
「でも、合図はしてしまったわ。
ゲートは今夜、どうしたって開いてしまうのよ――」
サラマスの予想通りの答えだった。
「わかった。ならゲートが開く前に、レコンダムとヴェインを討って、野望を阻止するしかない!」
「…わかったわ!」
シルフェの視線が、愉快そうになりゆきを眺めているヴェインへと向かう。
ヴェインは余裕たっぷりの表情で笑っていた。
「…へえ、やっぱりそういう魂胆で僕たちと一緒にいたんだ、サラマス。
でも、そうやすやすと、この計画を邪魔されるわけにはいかないんだよね。
いいよ、僕がお前たちを葬ってやる」
シルフェの隣にいた人間の青年が、剣を手にレコンダムのもとへと突っ込んでいった。
「何奴!」
プラトーがすぐさま青年に剣を向けるが、シルフェの風の壁に阻まれ、皇帝と青年に近づけないようだ。
「シルフェ、よく聞いてくれ!
天上界へのゲートを開けてはならない。こいつらは天上界を狙っているんだ!」
「ええ!?」
シルフェは目を見開き、困惑の表情を見せた。
「でも、合図はしてしまったわ。
ゲートは今夜、どうしたって開いてしまうのよ――」
サラマスの予想通りの答えだった。
「わかった。ならゲートが開く前に、レコンダムとヴェインを討って、野望を阻止するしかない!」
「…わかったわ!」
シルフェの視線が、愉快そうになりゆきを眺めているヴェインへと向かう。
ヴェインは余裕たっぷりの表情で笑っていた。
「…へえ、やっぱりそういう魂胆で僕たちと一緒にいたんだ、サラマス。
でも、そうやすやすと、この計画を邪魔されるわけにはいかないんだよね。
いいよ、僕がお前たちを葬ってやる」