麗雪神話~幻の水辺の告白~
強烈な光に瞼を閉じる。
閉じてしまってから、危険だと思ったが、この光に驚いたのはレコンダムも同じだったようだ。目をこじ開けた時に見えたレコンダムの表情で、それがわかった。
レコンダムが見上げる先に視線を送って…
ボリスは瞠目した。
きらきらと、鱗粉のような光を放つ、巨大な乳白色の扉が、空の上に出現していた。
扉の前には、同じく光る階段が、地上へと延びている。
驚愕していたレコンダムの表情が、歓喜のものに変わった。
「おおっ、あれが、天上界への扉か…!
やった、やったぞ……!」
「……っ!?」
ボリスはシルフェの言葉を思い出していた。
狩猟祭の最終日の夜、開かれると言う天上界への扉。
―あれが……!!
現れた光の扉が、ゆっくりと開いていく。
「坊主、お遊びはここまでだ。それではな。
兵たちよ! 全員あの扉へ! 全速前進!」
レコンダムはボリスを完全に無視して、兵たちに指示を送った。
閉じてしまってから、危険だと思ったが、この光に驚いたのはレコンダムも同じだったようだ。目をこじ開けた時に見えたレコンダムの表情で、それがわかった。
レコンダムが見上げる先に視線を送って…
ボリスは瞠目した。
きらきらと、鱗粉のような光を放つ、巨大な乳白色の扉が、空の上に出現していた。
扉の前には、同じく光る階段が、地上へと延びている。
驚愕していたレコンダムの表情が、歓喜のものに変わった。
「おおっ、あれが、天上界への扉か…!
やった、やったぞ……!」
「……っ!?」
ボリスはシルフェの言葉を思い出していた。
狩猟祭の最終日の夜、開かれると言う天上界への扉。
―あれが……!!
現れた光の扉が、ゆっくりと開いていく。
「坊主、お遊びはここまでだ。それではな。
兵たちよ! 全員あの扉へ! 全速前進!」
レコンダムはボリスを完全に無視して、兵たちに指示を送った。