キミの一番大切な人
「私、咲がいてくれて良かった」



泣き止んでから、呟くように咲に言うと咲は



「ありがと!


私も理沙がいるから学校楽しいよ!」




咲。



咲と友達になれてよかった。




咲の親友になれてよかった。





咲が相談に乗ってくれてよかった。




「あ、それより、どこ好きになったの?




中山くんの」




それからデザートを食べて、帰り道を歩いていると咲にいきなり質問された




「んー。


わかんないんだよね


気づいたら好きになってたんだもん」





「そっかー



恋するのに理由なんていらないもんね!」




そう言って咲は微笑んでくれた





「理沙、本当がんばってね



応援してるよ」




「ありがとう」
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