キミの一番大切な人
「じゃあ、俺と同じとこでお化け役すればいいじゃん


俺がいたら怖くねえだろ?」




……



俺様すぎるでしょ





けど、咲もお化け怖がるタイプだから、私と咲が同じところでお化け役したら両方怖がってちゃんと仕事できないと思う



じゃあ、奏多がいたら、助かるかも…




「じゃあお願いします」



「ん」



奏多は笑顔になり、私の両肩を開放して、降った日私たちは教室に向かって歩き始めた




「理沙ーおかえりー



もう今日はこれで準備終わりだってさ」



…やっとおわった



「結構早く終わったね!



咲、久しぶりに私の家遊びに来ないー?」



今日お母さんが夜勤って言ってたから、夜遅くまで遊べるし



あ、ちなみにお父さんは単身赴任中



海外に住んでいるから、年に二、三回しか帰ってこない


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