好きな音。

クリスマス・イブ

12月24日―
夜7時

この日がなかったら
お姉ちゃんは健常者だったのかな…。

現実そううまくいくはずはないけど。


内容はよく覚えていない。

お姉ちゃんの人生はこの日を境に崩れていった。



何か言い争いをするお姉ちゃんとパパ。

あたしの目にはスローで見えた。

なぜかなにも聞こえない。

あたしの心にあるスイッチが耳をふさいでいたんだろう。



何かの拍子にお姉ちゃんはテーブルをひっくり返し、出ていった。


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