本当のわたし
それを知ったクソ女は三木さんと結婚するためには俺が邪魔だと思ったらしい。
俺を誰かに押し付けるために良い人を探すようになり、そこで見つけたのがまだ無名で生活をしていくことがやっとで施設育ちの陸斗だった。
陸斗の絵を褒めて、優しくしたら陸斗はイチコロだったと陸斗を嘲笑うクソ女が本気で許せないと思った。
陸斗と結婚して俺が陸斗に懐く時をずっと待っていたという。
「三木さん、私は貴方が誰を思っていても構わない。私は貴方が側にいてくれたらそれで良いの。だから私と結婚を前提に付き合ってください」
と、なかなか陸斗に懐かない俺に痺れをきらし三木さんへ逆プロポーズをした。
その言葉に三木さんは最初こそ困惑したがクソ女の優しさに触れて少しずつ心を開いた。
そうして付き合いだしたのが俺が中1になってすぐの頃。
三木さんから本格的にプロポーズされたのがクソ女と陸斗が離婚する少し前。
俺はずっと陸斗に恋をしたからクソ女は「恋する女」になったんだと思っていた。
でもそうじゃなかった。クソ女が好きなのはずっと三木さんだったんだ。三木さんと結婚するために…俺を捨てるために陸斗を利用したんだ。
その事実に生まれてから感じたことがないくらいの殺意を覚える。
それはきっとこのクソ女に対してだけではなく、自分自身にもそう。
俺がいなかったら陸斗は今は傷付かずに済んだのかもしれない。
ごめんな。
俺を誰かに押し付けるために良い人を探すようになり、そこで見つけたのがまだ無名で生活をしていくことがやっとで施設育ちの陸斗だった。
陸斗の絵を褒めて、優しくしたら陸斗はイチコロだったと陸斗を嘲笑うクソ女が本気で許せないと思った。
陸斗と結婚して俺が陸斗に懐く時をずっと待っていたという。
「三木さん、私は貴方が誰を思っていても構わない。私は貴方が側にいてくれたらそれで良いの。だから私と結婚を前提に付き合ってください」
と、なかなか陸斗に懐かない俺に痺れをきらし三木さんへ逆プロポーズをした。
その言葉に三木さんは最初こそ困惑したがクソ女の優しさに触れて少しずつ心を開いた。
そうして付き合いだしたのが俺が中1になってすぐの頃。
三木さんから本格的にプロポーズされたのがクソ女と陸斗が離婚する少し前。
俺はずっと陸斗に恋をしたからクソ女は「恋する女」になったんだと思っていた。
でもそうじゃなかった。クソ女が好きなのはずっと三木さんだったんだ。三木さんと結婚するために…俺を捨てるために陸斗を利用したんだ。
その事実に生まれてから感じたことがないくらいの殺意を覚える。
それはきっとこのクソ女に対してだけではなく、自分自身にもそう。
俺がいなかったら陸斗は今は傷付かずに済んだのかもしれない。
ごめんな。