本当のわたし
part6
side☆三木美月
前に進みたいと思った。
逃げるのはもうやめたい。
本当の自分は弱くて泣き虫だからと自分の中で殺したんだ。
でも、三木美月でいるうちに少しずつあたしは強くなれた気がする。
だからもう解放してあげよう。
よく頑張ったね。って自分で労ってあげよう。
それができるのはあたしだけなんだから。
少しずつでいいんだ。
本当のあたしを殺すのではなく、それも自分なんだと受け入れよう。
「先生」
「美月ちゃん、調子はどう?」
「大丈夫だよ。だからさ、あたしのこと美月じゃなくて花蓮って呼んでよ。」
「無理はいけないよ」
「ううん、無理はしてないよ。もう逃げたくないんだ。本当の自分から。」
「そっか、わかった。」
先生は優しく笑ってくれた。
ありがとう。
初めてここに来た時。
「私を中西花蓮なんて呼ばないで!あたしは三木美月なんだよ!?」
そういって暴れてごめんなさい。
あたしのこと見捨てないでくれてありがとう。
あたしの中で芽生えた小さな決意。
ママも優也もみなちゃんも最初は心配な顔していたけど、昔みたいに花蓮って呼んでくれる。
本当は怖くて、辛かったけどみんなの声が凄く優しいからちょっとずつだけど本当の自分を受け入れる事ができてる気がする。
いつか大好きななっちゃん達にも本当の名前で呼んでほしいな。
それにはもうちょっと時間がかかりそうだ。
逃げるのはもうやめたい。
本当の自分は弱くて泣き虫だからと自分の中で殺したんだ。
でも、三木美月でいるうちに少しずつあたしは強くなれた気がする。
だからもう解放してあげよう。
よく頑張ったね。って自分で労ってあげよう。
それができるのはあたしだけなんだから。
少しずつでいいんだ。
本当のあたしを殺すのではなく、それも自分なんだと受け入れよう。
「先生」
「美月ちゃん、調子はどう?」
「大丈夫だよ。だからさ、あたしのこと美月じゃなくて花蓮って呼んでよ。」
「無理はいけないよ」
「ううん、無理はしてないよ。もう逃げたくないんだ。本当の自分から。」
「そっか、わかった。」
先生は優しく笑ってくれた。
ありがとう。
初めてここに来た時。
「私を中西花蓮なんて呼ばないで!あたしは三木美月なんだよ!?」
そういって暴れてごめんなさい。
あたしのこと見捨てないでくれてありがとう。
あたしの中で芽生えた小さな決意。
ママも優也もみなちゃんも最初は心配な顔していたけど、昔みたいに花蓮って呼んでくれる。
本当は怖くて、辛かったけどみんなの声が凄く優しいからちょっとずつだけど本当の自分を受け入れる事ができてる気がする。
いつか大好きななっちゃん達にも本当の名前で呼んでほしいな。
それにはもうちょっと時間がかかりそうだ。