本当のわたし
「飲み物は甘くなくても飲めるのね。」

「飲み物まで甘かったら気持ち悪いだろ。だからジュースとかは俺ダメなんだよ。」

やっぱり変わってる。

でも改めて思う。
自分のやりがい、夢、目標、特技それが見つからなくて苦労している人がたくさんいるんだよね。

だからこそそれを持っている人は簡単に手放してはいけない。

あたしにはそれがある。
だから大切にしなきゃダメなんだ。

夢を諦めなければ必ず叶う。
なんてあたしは思わない。
だけど、だからこそ叶えられるチャンスがある人は頑張らなきゃいけないんだ。

優也も七瀬春樹も自分の夢を見つけてそこで頑張ってる。

負けてられない。
あたしも頑張りたい。

「凄いね。」

「凄くなんかねぇよ。俺がこの仕事に誇りを持てるようになったのだって成美のおかげだし。成美にかっこいいねって言われたく頑張ってたらいつの間にここまできてた。」

なると七瀬春樹がどれだけ想い合ってるかよくわかる。恋愛よりも友情でしょ！って思ってたけど、どちらも大切な事なんだよね。

「恋愛かぁ〜」

「告白しねぇの？」

「へ！？」

「好きなんだろ？優希のこと。」

「なんでそういう変なところ鋭いかなぁ〜」

あたしの悲痛の叫びに七瀬春樹はしてやったり！という顔をして笑っていた。

ムカつく〜！！
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