本当のわたし
それから三木はずっと寝てた
さすがに、HRは起きてたけど

今日は俊どっか行くとか言ってたな
1人で帰るか



夕焼けが綺麗だな
あいついつも夕焼けばっかり見てたな

弱いくせに強がってたな
久しぶりに会いたいな

なんてボーと考えて歩いてたら
苦しそうな声が聞こえてきた。


ヒックヒックヒック

?なんだ?

「ウッ…苦しい…」

この声ってまさか

「三木!?!?!?」

「あぁなっちゃん…鞄の中から袋取って…」

俺を見た途端少し冷静になって
こういった。
三木を支えるように抱きしめていたら
急に三木がうごかなくなった。

「三木?三木!?三木!」
必死に呼んだ。
あ、そうだ!保健室だ!
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