本当のわたし
陸斗との結婚を大反対されたクソ女は、実の家族と縁を切ってまで陸斗と結婚した。
だからばあちゃんとも叔母さんとも11歳の頃から会ったことがない。
そこまでして結婚したのに何故浮気なんかしたんだろうって改めて疑問に思う。
春樹とは仲が良かったからちょいちょい会っていたけど。
「そっか。」
「俺がこの高校に入ったのは成美に言われたのもあるけどお前が受験するって聞いたから。」
「春樹は案外お人好しなんだな。」
「お前が一人暮らししてるなんてお袋たちが聞いたら一緒に住もう!っていうと思うぞ。」
「いいよ。今更。もう誰かと暮らすつもりなんかないし。ばあちゃんたちはさ、クソ女が離婚してまた再婚したこと知ってんの?」
「知ってる。再婚相手が一応って言って挨拶に来たらしいから」
「そっか。三木さんはさ…あ、クソ女の再婚相手はさ、凄く良い人なんだ。」
「三木さんって言うのか。」
「うん。あ、三木美月とは全然関係ないぜ?」
「なんとなく2人会話聞いたらわかるよ」
「良い人すぎるくらいに良い人なんだ。たぶん俺に嫌われたくないって思ってる。だから俺の意思をいつも尊重してくれるんだ。一人暮らししたいって言った時、クソ女の隣で凄く悲しそうな顔してたから。最初、俺や旦那がいることだって知らなかったらしいし。」
「そうなのか。」
「あ、ごめん!こんな話。」
「いや良いよ。俺が振ったんだし。」
だからばあちゃんとも叔母さんとも11歳の頃から会ったことがない。
そこまでして結婚したのに何故浮気なんかしたんだろうって改めて疑問に思う。
春樹とは仲が良かったからちょいちょい会っていたけど。
「そっか。」
「俺がこの高校に入ったのは成美に言われたのもあるけどお前が受験するって聞いたから。」
「春樹は案外お人好しなんだな。」
「お前が一人暮らししてるなんてお袋たちが聞いたら一緒に住もう!っていうと思うぞ。」
「いいよ。今更。もう誰かと暮らすつもりなんかないし。ばあちゃんたちはさ、クソ女が離婚してまた再婚したこと知ってんの?」
「知ってる。再婚相手が一応って言って挨拶に来たらしいから」
「そっか。三木さんはさ…あ、クソ女の再婚相手はさ、凄く良い人なんだ。」
「三木さんって言うのか。」
「うん。あ、三木美月とは全然関係ないぜ?」
「なんとなく2人会話聞いたらわかるよ」
「良い人すぎるくらいに良い人なんだ。たぶん俺に嫌われたくないって思ってる。だから俺の意思をいつも尊重してくれるんだ。一人暮らししたいって言った時、クソ女の隣で凄く悲しそうな顔してたから。最初、俺や旦那がいることだって知らなかったらしいし。」
「そうなのか。」
「あ、ごめん!こんな話。」
「いや良いよ。俺が振ったんだし。」