やっぱあんたには叶わない


「三船 竜くんっ!!!!」



竜くんは、驚いた顔をしてけどすぐ目を細めて笑顔になり



「そうだよ、そんな勢い良く名前呼ばれてびっくりしたわ、それと、お前の名前…」




「唯だよ! 日比野 唯!!!!」


フッと竜くんは笑った。


「唯、よろしくな」



え、よろしくって友達になれるの…?
ラッキー、と思いつつ…



「よ、よろしく…?」


混乱してるフリをした。


「ダチだよ、唯、今日から俺らダチだ」



その強引さは今まで知らなかった竜くんだ。



また惚れた。
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