近くて遠い君とのキョリ
「花巻花巻花巻…」と自分の名前を探していると

翔ちゃんが後ろから私の頭の上に手を置き顎を載せてきた

「俺のあった?」

「なに重いどいて」

「んー日野日野…」

私の頭言葉を無視して探し続ける

きっとさっき私が無視したのを仕返ししたいのだろう

諦めて自分の名前を探すことにした
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