君とまたあの空の下で。
蓮のことはその後も結局詳しいことは何もわからなかった。




それからなんとか私はこの町、学校にも馴れてきてやっと一安心。




友達もちゃんとつくれるか心配だったけど、皆とても優しくてフレンドリーだったからすぐ打ち解けられた。





でも、たった1つだけどうしても気がかりなことがあった。



そう、蓮の事だ。
せめてもう1回だけでもいい。ちゃんと蓮の口から話が聞きたい。




でも、この願いが叶うことなんてもうないんだろうな。






当時の私はそう思ってた。
でも、まさか数年の後に再会することになるなんて少なくとも小学生の私はこれっぽっちも思ってなかった。
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