君とまたあの空の下で。
「その男の子は一ノ瀬くんで間違いないんだよね?」


「うん」


そうだよ。



間違えるはずない。




確かに変わった所も沢山あったけど、でも蓮"自身"はどこも変わってなかった。




だから余計彼の記憶の中に少しも私がいないことが悲しかった。





既に私の涙腺は崩壊していたらしく、気がつくとテーブルには私の涙が落ちていた。
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