眠りの森のシンデレラ
はぁ〜、学校、嫌だな。
中学の時は、仲のいい亜里沙がいてくれたから、良かったけど。
亜里沙はバサバサしてて、頼れるお姐さんだった。
私が困ってる時も助けてくれて、みんなと仲が良くて、大きな事件もなく楽しく過ごせてた。みんなが仲良くて、本当に、楽しかったな。
まぁ、高校になればもちろんみんなバラバラになるわけで、私と亜里沙も例のごとくさようなら。
中学の友達があまり来てない私の高校では、最初に頼れる人なんていなくて、顔にコンプレックスがある私が人と話すなんて出来なくて、七月も中頃になると完全に私は孤立していた。
もちろんそんな私は力関係が出来始める頃には完全にいじめの標的になっていて。
まぁめんどくさいから適当にあしらってるけど。
「あははははっ
まじで〜?やば〜い」
ドンッ
「あっごっめ〜ん
影薄いから気づかなかった〜」
「うわぁこいつ地味すぎじゃね
どんだけ〜」
「ぎゃははははっ」