眠りの森のシンデレラ


「うわぁ、愛梨、綺麗……」


しばらくして出てきた愛理は、私と同じベアトップの黒のドレス。

下の方の生地が少し透けていて、すらっとした足がちょろっと見えるのがかっこいい。


メイクは私ほど濃くはないけど、それでも素がいいのかすごく華やかに見える。
頭にネット付きの小さなハットを乗っけていて、かっこよさの中に可愛さも入っていた。


「さすが愛梨、なれてるね」

「うん、妃奈と違って髪の毛をいじる必要が無いからね

だいぶ楽だよ
さて、そろそろ行こっか


下で車まってるから」


「うんっ」
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