眠りの森のシンデレラ
王子様と素敵な舞踏会?いいえ先輩とのスリリングパーティです[後編]


「あ、ひめちゃん

曲始まったよ、踊ろ」


しばらく先輩と2人で話したり食べたりしてると、演奏が始まった。

自然な流れでダンスに誘う先輩は、もしかするとこういう事になれているのかも知らない。


「……はい」


まぁ、せっかく誘われたんだしね?

あまり注目をあびるようなことはしたくないけど、しょうがない。


私が返事をするとものすごい笑顔でダンスホールと化した体育館の中央に

私を引っ張っていく先輩。


「あ、大神くんだ!」

「ほんとだ、隣の人誰だろ?」

「うそー、大神先輩相手いたの?」


……さっそく注目浴びてるし


小野田さんに、バレませんように

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