お隣さんと内緒の恋話

雅は大人であって、恥ずかしいモノがあったとしても ある意味 健全と言える。

ただ、それは 未成年のいない、見えない場所であればの話。

タイミングやバツが悪くても 雅が口にすることは 所詮 言い訳は 言い訳に過ぎず、私と柚奈には とんでもない事が目に焼きついてしまった。

私のそばに来た柚奈は私の後ろに半身隠して 雅を 冷たい目で見る。



「 おいおい、玉木、聞け… 」

「 いや!先生… ケダモノ!」


うん、そうよ、私は知ってるから。


「 椿ちゃん、頼むよ~…」

「 頼まれません!」


まったく どうして 雅くんは こうなの…

って言うか… まさかと思うけど…

押し問答の中で 葵が帰ってきた。



「 葵!」

「 葵…」

「 上山くん!助けてっ 」

「 …は?」


その場の状況は、どう見ても おかしい。

葵なりの解釈をして 雅ではなく 私そばに寄る。


「 雅… お前、また何した… 」

「 違うんだって、玉木が勝手にDVDを… 」

「 私のせいにしないで 先生!この変態!」



あ~あ、爽やかイケメン崩れたり~


「 変態…って、玉木 何?」

「 上山くん、私、上山先生は紳士だと思ってた…
違う一面見たこともあったけど、でも、先生は先生だから… 」


ん~ 柚奈、完結に言わないと。


「 玉木?」

「 玉木、言うな!」


バレるまで、はい、3… 2… 1…


「 先生が 立派な AV見てるーっ!」


はい、バレた~

ん、立派な?



「 玉木… お前なぁ 口にして いい事と悪い事があるだろ?」

「 雅くん、説得力ゼロだから 」


あ、なんか スッキリ。



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