お隣さんと内緒の恋話

私がルンルンで教室に戻ると、菜々と美耶子はすでにいなかったが舞子が寄ってきた。


「 椿、どっか行かない?」

舞子 ありがとう、お誘いありがとう。でも…


「 ごめん、私帰るよ、おばぁちゃん待ってるから 」

「 そっかぁ、わかった、またね~ 」

「 ありがと、またね 」


は~ なんか疲れたなぁ 葵の顔が見たいよ…


「 …んぶっ! っ、すみません 」


下を向いて歩いていたせいか誰かにぶつかってしまった。


「 椿、俺 」

「 玲音!! あんた、ちょっと話があるっ 」


私は玲音の腕を引っ張り、道角に立った。


「 どうしたんだよ 」


どうしただぁ!?

「 どうもこうもないでしょ!私と上山先生が密会してるとか誰かに言ったでしょっ
図書室いた時 他に誰もいなかったんだから!」


「 あ… あ~… すまん、ついスベった 」

「 つい、スベった?やめてよっ 上山先生の人気知ってるでしょ、目の敵にされるじゃないっ 」


あんなに言わないとか言ってたくせに…

ひどいよ!


「 椿、ごめん。でも 悪かったけど、俺はフラれて… とにかく 悪かったよ 」

「 私は!上山先生じゃない人と付き合ってるから、これが噂にでもなったら許さないからね!」

「 怒んなって。椿、俺もフォローするからさぁ… って言うか、俺お前にフラれたのに これ ヒドくね?」


な… な…

なんてバカヤロー!

信じらんないっ


「 もういい、帰る…」

「 待てよ、椿!俺はフラれても、今すぐ諦めるなんて無理だからなっ」


……知らないっ。


「 私、玲音とは友達でいたいし、それ以上はないから 」

「 そんなに 上山がいいのかよ!だったら諦めねぇ 」


…… またそれ、意味わかんない。

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