アサガオを君へ
私も、約束を守れない自分が最低だって思ってる。


でも、ノンちゃんに嫌われても、誰からもソッポを向かれても、夏樹を中心にしか私は自分を回せない。


私は、私の居場所と世界をくれた夏樹を裏切ったりなんてできない。


ノンちゃんは私の前に膝を抱えてしゃがむと、私の目を見た。


「多分私は、これからも宮野くん中心のココにイラってすると思う。ムカつくと思うし、理解もできない」


コクッと私は頷いた。


「でも…」


膝かけを握りしめた私の手を、ノンちゃんはギュッと掴んだ。


そして笑った。


「ココの一方通行じゃないって分かったから。だから、これからはイラっとしても、心の底から宮野くんのところに『いってらっしゃい』って言える。…だから気にしないでいいよ」
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