アサガオを君へ
ノンちゃんはポンポンッと私の背中を叩いて言った。


「変わんなくっていいんだって。イラっとするとか言っといて何だけど、宮野くんのことを誰よりも思ってるココを見て、私はこの子と本当に友達になりたいなって思ったんだから」


フッとノンちゃんは笑った。


そして、私矛盾してるねって言いながら立ち上がって私の手を引っ張った。


ノンちゃんはニカッと顔を輝かた。


「ほら、さっさと宮野くんに書き置きかなんかして家に帰ろ。お腹減った」


いつもそうだね。


ノンちゃんは私が困ったり落ち込むといつも笑ってくれる。


キラキラ輝いてるノンちゃんの笑顔に私は毎日助かってるんだよ。


私は頷いて、机の上に置いてある数学のプリントに書き置きを残した。
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