アサガオを君へ
2学期
栄治の砂糖大作戦
「はい。花野さんと望美も出たい競技のところに名前書いといてね!」
「あ、うん」
私はクラスの女の子に差し出された少しよれよれの紙を受け取った。
ノンちゃんは私の隣で100パーセントのリンゴパックジュースを飲みながら、ヒョイっと紙を覗き込む。
「体育祭かぁ。今年もどうせ一緒の競技じゃん」
2学期が始まったばかりの教室はいつもより騒がしい。
私は筆箱からシャーペンを取り出す。
「私も一緒かなぁ」
そう言って、玉入れのところに名前を書いた。
ノンちゃんの名前は、すでにいたるところに書いてある。
毎年変わらないなぁ。
私は苦笑いを浮かべる。
ノンちゃんは運動神経がいいから毎年勝手に名前が書いてある。
「この時期って私大っ嫌い」
ムーッと頬を膨らましたノンちゃんが言う。
「何で?ノンちゃん運動神経良いから全然楽しいでしょ」
「運動は嫌いじゃないけどね?出る競技が多いから、その分忙しい。ココと一緒に居られる時間が少なくなる!」
「あ、うん」
私はクラスの女の子に差し出された少しよれよれの紙を受け取った。
ノンちゃんは私の隣で100パーセントのリンゴパックジュースを飲みながら、ヒョイっと紙を覗き込む。
「体育祭かぁ。今年もどうせ一緒の競技じゃん」
2学期が始まったばかりの教室はいつもより騒がしい。
私は筆箱からシャーペンを取り出す。
「私も一緒かなぁ」
そう言って、玉入れのところに名前を書いた。
ノンちゃんの名前は、すでにいたるところに書いてある。
毎年変わらないなぁ。
私は苦笑いを浮かべる。
ノンちゃんは運動神経がいいから毎年勝手に名前が書いてある。
「この時期って私大っ嫌い」
ムーッと頬を膨らましたノンちゃんが言う。
「何で?ノンちゃん運動神経良いから全然楽しいでしょ」
「運動は嫌いじゃないけどね?出る競技が多いから、その分忙しい。ココと一緒に居られる時間が少なくなる!」