アサガオを君へ
アッキーは使い古した運動靴に、いつもの真っ黒のリュックを肩から下げている。
いつもと違うのは、あからさまに怒った顔だけ。
ニコニコしたアッキーのイメージしかないから、ちょっと怯んでしまう。
アッキーはドンっと栄治の肩に拳で叩く。
「仲が悪いんは聞いとったけど、足手まといってなんや?歳下のくせにええ加減にしとけよ」
「は?あんたに関係なくね?」
栄治は栄治で、アッキーの手をバシッと払いのける。
歳下扱いされることにも、夏樹の弟と言われることにも敏感な栄治。
少し人を見下した感じのある、自信家で友達思いのアッキー。
この2人の相性は正真正銘最悪だ。
アッキーは栄治の首元をつかんで言った。
「お前、リレーのアンカーなんやって?精々頑張りや。一位は俺のもんやからな。夏樹の弟なんかに負けへんわ」
嘲ったように笑って、『夏樹の弟』っという単語を強調して言った。
その瞬間、栄治がキレたのがわかった。
いつもと違うのは、あからさまに怒った顔だけ。
ニコニコしたアッキーのイメージしかないから、ちょっと怯んでしまう。
アッキーはドンっと栄治の肩に拳で叩く。
「仲が悪いんは聞いとったけど、足手まといってなんや?歳下のくせにええ加減にしとけよ」
「は?あんたに関係なくね?」
栄治は栄治で、アッキーの手をバシッと払いのける。
歳下扱いされることにも、夏樹の弟と言われることにも敏感な栄治。
少し人を見下した感じのある、自信家で友達思いのアッキー。
この2人の相性は正真正銘最悪だ。
アッキーは栄治の首元をつかんで言った。
「お前、リレーのアンカーなんやって?精々頑張りや。一位は俺のもんやからな。夏樹の弟なんかに負けへんわ」
嘲ったように笑って、『夏樹の弟』っという単語を強調して言った。
その瞬間、栄治がキレたのがわかった。