アサガオを君へ
やってみなくちゃ分からない
午前中の種目が終わり、待ちに待ったお昼休み。
楽しそうな雰囲気の中。
私たちのテントの中だけが、気まずい空気を醸し出していた。
私と叔父さんと夏樹と栄治。
見事にあり得ない面子が揃っている。
夏樹のお父さんもお母さんも仕事で、基本学校行事は来ない。
だから、夏樹の弁当はいつも私が作っている。
でも今年はそれに栄治も加わった。
朝のことがあって栄治は黙々とお弁当を食べるし、夏樹が喋らないのはいつものことだし。
空気の読めない叔父さんが1人、ニコニコとお箸を進めているだけだ。
「この煮物、最高に美味しいよ〜」
「本当?前にヨウチンに迷惑かけてから、料理も練習したんだけど、成果が出たみたいで良かった」
「うんうん。最近夜ご飯もすごく美味しくて幸せだよ」
楽しそうな雰囲気の中。
私たちのテントの中だけが、気まずい空気を醸し出していた。
私と叔父さんと夏樹と栄治。
見事にあり得ない面子が揃っている。
夏樹のお父さんもお母さんも仕事で、基本学校行事は来ない。
だから、夏樹の弁当はいつも私が作っている。
でも今年はそれに栄治も加わった。
朝のことがあって栄治は黙々とお弁当を食べるし、夏樹が喋らないのはいつものことだし。
空気の読めない叔父さんが1人、ニコニコとお箸を進めているだけだ。
「この煮物、最高に美味しいよ〜」
「本当?前にヨウチンに迷惑かけてから、料理も練習したんだけど、成果が出たみたいで良かった」
「うんうん。最近夜ご飯もすごく美味しくて幸せだよ」