アサガオを君へ
「やっぱり、私に運動は必要ないよ」


女の子は男の子に変化を求めて、女の子は男の子から少しずつ離れていってあげたいと思うのでしょう。


いつか女の子はいなくなってしまう。


そのとき、男の子はどうなるのか。


女の子中心に生きてきた男の子は、女の子がいなくなれば何を見つめて生きていったらいいんだろう。


それを心配した女の子は。


男の子に、女の子中心の考え方から自分中心の考え方に変化することを求める。


そして、自分がいなくなった後に壊れる男の子
を思えば、苦しくて辛くて悲しくても。


男の子から離れていくでしょう。


私が女の子ならそうする。


ならきっと夏樹もそうする。


私に変化を求める。


そして壊れる私を思えば、きっと離れていってしまう。

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