アサガオを君へ
4年前に祖父母の葬式があり、日本に帰ってきた。


そして少し海外生活は休憩したいからっと、相続された家に住み、銭湯で働いている。


超適当の叔父さんは、悔しいことに顔が良い。


こんなに適当でちゃらんぽらんなのに!!


私は、まだわめく叔父さんをあしらいながら、女湯の暖簾をくぐった。


夏樹は叔父さんが私にかまっている間に、さっさとお風呂に入っていった。


ロッカーを開けて服を脱いでいく。


少し伸びた髪の毛を後ろでくくって、お風呂の引き戸を開けると湯気が溢れ出す。


あっつ…。


あまり熱いのが得意じゃない私は、お風呂もさほど長くは入らない。


自宅から持ってきたシャンプーとリンスで髪の毛を洗って、備え付けのボディソープで体を洗った。


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