アサガオを君へ
あーだこーだと私たちが言い合っていると、トントンっと肩を叩かれた。


横を向くと、夏樹と男子2人が立っていた。、


私もノンちゃんもいきなりの夏樹の登場に、少し戸惑った。


とりあえず私は夏樹に向き直る。


「な、なに?」


「班」


…はん?


私が首をかしげると、ノンちゃんが夏樹に言った。


「あのねぇ、そんなんじゃ言っている意味分かんないの!ちゃんと言葉にして!」


「もう!ノンちゃん!」


私はプンプンと怒るノンちゃんを押しのけようとすると、夏樹と一緒にいた男子のうち1人が言った。


「まぁまぁ、そんなに怒んな!夏樹は口下手なだけや。話聞いてなかったんかもしれへんけど、男女混合で5人の班を作らなあかんから一緒にならへん?」


お、大阪弁だ!!


何か少し感動!!


ていうか、こんな子いたっけ?


茶髪の髪が目立つ男の子。


夏樹には敵わないけど、カッコいいと思う。



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