アサガオを君へ
でも、なんで私たちと班なんだろう?


夏樹も珍しい。


学校では極力関わらないのに。


私はそっぽを向いている夏樹を見つめる。


…何かよく分からないけど、本人はさほどノリ気じゃないみたいかな?


チラッと大阪弁くんの持っているノートの名前のところを確認すると、私と同じクラスだった。


とりあえず私はニコッと微笑んで大阪弁くんに言った。


「悪いけど他の子と班になってください。私がいたら嫌でしょう?」


夏樹はとても気分屋で自由人だから、何かの気紛れで私のところに来たけど、もう気分が変わったんだろう。


それにこの男子2人は巻き込まれただけっぽいし。


そんなことで、今完璧にクラスで浮いてる私と一緒の班とか迷惑でしょう。


私はノンちゃんと一緒だったらそれでいいし、どっか余ったところと班になればいいや。

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