アサガオを君へ
秋山くんは、今度は私の肩をトンっと叩いた。


「ココちゃん!!俺にも何かあだ名つけて!」


私のことをいきなりあだ名で呼ぶ秋山くん。


い、いきなりだなぁ。


私はんーっと考えながら、眉を下げて笑いながら言った。


「なら、アッキーね」


それを聞いたアッキーはわーいっとオーバーリアクションを取りながら飛び跳ねている。


何か全体的にうるさいな。


でも、悪い人じゃないんだなっと分かる。


素直ないい人。


そんな印象のアッキーは、手伝わないからヨウチンに怒られている。


夏樹は黙々と私たちが洗った食器を綺麗に拭いていて、その姿が凄く必死で何だか可愛い。


私は少しだけ夏樹を見つめた後、ノンちゃんにお皿を渡した。
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