【短編】僕+初恋=後輩
バレンタイン当日
僕は放課後、何故か化学教室にいた
莉緒に会える気がまたして…
この日も、写真部の人達はいなかった
そして窓が開いていた
高い碧…その中には白は殆どない
白は下に一面に残ってる
そして、風が吹いてる
カーテンも風と舞っている
ここからまた莉緒が登ってきそうだった
「先輩?」
後ろから声が聞こえた
「り…莉緒!?」
「なんですか?その驚き様は…また窓から登ってくるとでも思ったんですか?」
面白そうに莉緒は笑っていた
「あ!!先輩、これ…バレンタインのチョコタルトです!!友達と同じ物ですけど」
「あ…ありがとう!!」
すごい嬉しかった
「ホワイトデーは3倍返しデスから☆」
前言撤回
でも、嬉しかった
それは透明なセロファンに銀のリボン
すごい大人っぽい
このリボンは僕のカバンにつくだろう…