【短編】僕+初恋=後輩
3年の春
寒さと証書と別れと…
3月1日――…
「ふぇっ…エッグ…ヒック…」
「泣かないで!!卒業しても遊びにくるから」
「うぇっ…うわああああ~ッッ!!」
各々の別れをみんな惜しんでる
僕も写真部の後輩たちに見送られ、悲しまれてる
そんななか…
莉緒を探した
「憲弍良先輩ッッ!!」
声が聞こえた
「莉緒…」
「卒業…おめでとうございます!!」
「ありがとう…」
莉緒の目は既に赤く、涙が流れてた
「卒業しても…忘れないでくださいね!!」
そう言って、右手を突き出した
そして、僕たちは握手をした
――カサッ
「?」
「見てみて」
「…ッッ!!」
その紙には僕のメアドと携帯電話の番号が書いてある
「今日、メー…「なんでアタシがやろうとした事をやるんですか!?」
「え?」