【短編】僕+初恋=後輩
莉緒side
先輩…
身体が大きくて暖かい
秋風がアタシたちを包み込む
それは刺すような寒さ
でも、先輩が守ってくれている気がする
――それから、キスがやって来る
アタシはキスをしたかった
先輩なら全てを託せる
先輩と一緒なら――…
例え地獄でも幸せだ
でも、先輩はキスをしたくないのだろうか?
だったら強引にでもしますよ…?
恥ずかしいけど
先輩の事が
『好き』
ではなく
『愛してる』
なんでもっと早くから出逢わなかったんだろ…
運命を呪うよ…
でも出逢えなかったより幸せですよ
先輩…