【短】俺だって、ヤキモチ妬くよ。
付き合って、4ヵ月くらい経つけど裕君が妬いたことはない。
だから、自分だけ妬いてるなんて言えない。
「みーどーりー!」
「凪!何よ?」
今、話しかけてきたのは、河野凪。
中学校からずっーと一緒の男友達。
「あのさー「翠。」
凪の言葉を遮ったのは、さっきまで他の女の子と喋っていた裕君だった。
「裕君!」
「帰るぞ。」
そう言って鞄を片手に持って帰っていく裕君。
「ごめん、凪。明日ちゃんと聞くから」
私は慌てて裕君を追いかける。