あたしと彼の物語




だからね、心配しないでよ。


そんな顔しないで?




迷惑かけてごめん。こんな僕でごめん。

















**************

ドアが開いた音がした。


その音が頭痛のする頭に響いてうっすら目を開けた。




誰か入ってきた?

ちぃちゃんかな、



ちぃちゃんは僕の隣に手を置き座り込んでこう言った。














「……しーはるぅ。



あたしって、必要?」

















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