あなたのお悩み解決します~お助け倶楽部の事件簿~
「どういたしまして」

彼がそうしているように、前を向いた。


秋の空は高く、とんぼが円を描いて飛んでいる。


今、同じ景色を見ている。


それが私の幸せならば、こういうのも悪くない。


そう、思える私がここにいる。


後ろから誰かの足音が近づいてくる。

そして、ためらったような声が聞こえた。


「あの、『お助け倶楽部』ってここで合っていますか?」


その声に、私は笑顔で振り向いた。
















                完
< 479 / 479 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:70

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

いつか、眠りにつく日2~限定エピローグ~

総文字数/2,150

青春・友情8ページ

表紙を見る
いつか、眠りにつく日2
  • 書籍化作品

総文字数/15,167

青春・友情38ページ

表紙を見る
神様、私を消さないで

総文字数/21,895

ホラー・オカルト66ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop