許されるなら‥‥もう一度
十三章

あの日
一輝さんと会って
父が、どんな話をしたか
父には聞いていない。


穏やかに毎日は過ぎて行き
私は、近くの公園に日向ぼっこに行ったり
ゆったりと過ごしていた。

一輝さんは、元気で過ごしているのか
お父様たちは?
と、思うが‥
首を振り·····意識を戻す······


そんな中、陣痛が始まり
父の慌ててぶりに、笑いながら
無事に男の子を出産した。
名前は、決めていた
《 輝 》(ひかる)
一輝さんの一文字を使わせてもらう。

一緒にいることが出来ないから
せめて名前だけと思い······

一輝さん、勝手に
あなたの子供を産んでごめんなさい。
あなたに迷惑かけることは、
決してないから、許してください。


輝は、私の宝物
生き甲斐なんです。
だから‥‥‥‥‥





輝が、もう少し落ち着いたら、
仕事をしたいと
思っている。

いつまでも、父に甘えていては
と、思うが····· 

父が、大反対‥‥‥‥して‥‥

もう、少しこのままでいよう。
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