ヒスイ巫女4
蛍はもう国境ふきんに来ていた。
「蛍!待って!」
ヒスイがムーブメントで蛍のいる場所に飛んできた。
蛍はヒスイの方を見て頭をなでた。
「俺はまた旅に出る。ヒスイ俺が必要になったら呼べお前は一人で抱え込むタイプだからな」
ヒスイは頬ふくらました。
「私もう子供じゃないんだからね!」
蛍は一瞬驚いた顔をしその後笑った。
「お前は変わらないな。」
(そんな所に俺は惚れたんだよ。)
「で?何か用事でもあったのか?」
心情をさぐられないように話を変えた。
「そうだ!忘れてた。蛍の忘れ物届けに来たんだ!」
「そんなのあったか?」
蒼がヒスイを追いかけて来た。
「うん!」
ヒスイが蛍のえりをつかんだ。蛍がかがむようなかたちになった。
ヒスイはニコッと笑い蛍のほおに唇をつけた。
・・・
「ヒースーイ!!!!
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