ヒスイ巫女4

４日目
事件は起こった。
今は五時間目給食をたべてお腹いっぱいになった後の授業は寝る人もぞくしつ。
寝ていない方が数える程度だ。
先生も初めのほうは起こしていたがさすがにこんなに多くなりすぎると起こすのが大変になる。
なので今日の分はちゃんとやり残り時間を自由時間にした。
なので今起きているのは先生と空とスイぐらいだ。
そんな和やかな雰囲気が…
ドンっ
腹にずっしりくる音で壊された。
その音のあったのは運動場であった。
1人の男の人が一番へこみその周りには亀裂が入っている。
運動場中に亀裂が入っている様子になる。
空とスイは運動場に飛び出していた。
｢おい、お前誰だ？こんなにも運動場めちゃくちゃにして｣
空が1人の男に話しかけた。完全な喧嘩腰だったが…
先生が空とスイに教室に戻ってと叫んでいるが２人には聞こえない。
２人にはなんとなくだが分かっていたいつもヒスイや蒼のそばにいるからか敵ならほかの人とは違う雰囲気があった。
その雰囲気がこの男はとても高い。
男は空たちを見てニヤッと笑った。
｢何が面白い！｣
｢いや、あのヒスイの子供と思ったら似すぎだなと思ってな。｣
また不吉な笑い方で笑った。
｢ここからさっさと出ていけ！｣
｢力ずくで追い出してみれば？あれれ？２人ともまだ巫女の力出てないんだー｣
敵のいう通り２人には何の力も宿っていない。
その力を欲したことがないのだ。
｢じゃあ君｣
敵が空を指さした。
｢君に力を発動させてやる。｣