ヒスイ巫女4
漆黒の光は敵に向かって打たれた矢であった。
「空、遅くなった。」
その声の主ともう一人空とスイのまえに立ち敵の方を向いている。
「・・・ママ!パパ!」
スイが驚きの声を上げた。
「空、今お前は何を思った?殺意をおぼえたんじゃないのか?」
空は下を向き蒼からの質問に答えない。
「確かに妹を守りたい一心でその力を引き出し力を使ったのはあっているだがお前の手を汚してはいけない。それはお前のためでもスイのためでもある。分かったな」
「・・・うん」
小さな声だったが返事をした。
「さてと、待ってもらってすみませんね?」
ヒスイが少し怒り気味で言った。
「いや良いですよおかげでヒスイの母親の姿を見ることができたのでね」
「うるさい!黙れ晃!」
晃、それは以前武道会の攻撃を仕掛けてきた張本人。
「お前の目的はなんだ?」
「さてなんだろうね?」
おちょくるように言いながらも晃はそらを飛んでいた。
「待て!」
ヒスイが晃を追いかけようとした時右手をつかまれた。
「ヒスイ今回は戦闘準備もしていず学校も巻き込んでしまう。引き下がろう」
ヒスイは素直に引き下がった。
晃は今の会話のうちにいなくなってしまっていた。
「空、スイ治療するよ」
「ヒスイそれがな・・・」
空の怪我もスイの怪我も無くなって綺麗な状態だった。
「え、どういうこと?」
「スイに治してもらったんだ。」
スイが捕まっている時スイは空の怪我を心配していた。そのため治癒能力が目覚めたのだ。
つまり、2人とも力が発動した。
蒼とヒスイは嬉しいような不安なような微妙な感情だった。
パチパチ
拍手の音が聞こえた。
四人ははっと拍手の音の方を見た。
四人は敵のことで頭がいっぱいで見られているのを忘れていた。
「ヒスイさまー!」
「蒼さまもいるわー!」
「空とスイって2人の子供だったんだ。」
くちぐちに声が聞こえる。
ヒスイと蒼は諦めたらしく
「はじめまして。ヒスイと申します。この場所の工場は私達がしますので・・・これからもよろしくお願いします!」
ヒスイが話しかけると主に男子が悲鳴をあげたり、倒れたりと大変なことになった。
「俺は蒼と言います。このたびはお騒がせしてすみませんでした。こちらで処理は致しますので・・・」
蒼は途中で言葉を止めた。
目の前をみたら女子がだいたい倒れていた。
これ以上増えるのはダメだと思い止めたのだ。
「スイ、空帰っていな疲れただろう。」
「「いや!手伝う!」」
2人は手伝うと言い張った。
なのでヒスイとスイはケアーで地面を戻し、蒼と空は攻撃によって刺さっている武器を消していった。
そのあいだにもヒスイと蒼に話しかけ倒れる人もいてヒスイが毎回治して行ったので時間がかかったがなんとかその日のうちに終わった。
「では失礼します。」
ヒスイが頭を下げて学校を出ようとした。
「空くんー!スイちゃーん!」
複数の声が聞こえた。
その声の主は神登、瑠璃、忍、水華だった。
「2人とももう学校こないの?」
「うん、行けない。」
「・・・そっか、でもまたどこかで会おうね!約束だよ!」
6人で指切りげんまんをした。
そんな2人を見ながらヒスイと蒼は微笑んでいた。
「小学校来てよかったでしょ?」
「まあな、友達も出来たみたいでよかった。」
「あ、」
ヒスイが思い出したように空とスイに近づいた。
「いまさらだけどねこのふたり・・・」
空とスイの周りから赤色の光が消えていった。
「え、えーーーーー」
ヒスイはその声が聞きたかったとでもいうようにドヤ顔をしている。
スイと空にかけていた小学一年生になる力をといたのだ。なので二人共小さくなっている。
そんな小学一年生と5歳と3歳の悲鳴が夜にこだまし、よるはふけていった。
「空、遅くなった。」
その声の主ともう一人空とスイのまえに立ち敵の方を向いている。
「・・・ママ!パパ!」
スイが驚きの声を上げた。
「空、今お前は何を思った?殺意をおぼえたんじゃないのか?」
空は下を向き蒼からの質問に答えない。
「確かに妹を守りたい一心でその力を引き出し力を使ったのはあっているだがお前の手を汚してはいけない。それはお前のためでもスイのためでもある。分かったな」
「・・・うん」
小さな声だったが返事をした。
「さてと、待ってもらってすみませんね?」
ヒスイが少し怒り気味で言った。
「いや良いですよおかげでヒスイの母親の姿を見ることができたのでね」
「うるさい!黙れ晃!」
晃、それは以前武道会の攻撃を仕掛けてきた張本人。
「お前の目的はなんだ?」
「さてなんだろうね?」
おちょくるように言いながらも晃はそらを飛んでいた。
「待て!」
ヒスイが晃を追いかけようとした時右手をつかまれた。
「ヒスイ今回は戦闘準備もしていず学校も巻き込んでしまう。引き下がろう」
ヒスイは素直に引き下がった。
晃は今の会話のうちにいなくなってしまっていた。
「空、スイ治療するよ」
「ヒスイそれがな・・・」
空の怪我もスイの怪我も無くなって綺麗な状態だった。
「え、どういうこと?」
「スイに治してもらったんだ。」
スイが捕まっている時スイは空の怪我を心配していた。そのため治癒能力が目覚めたのだ。
つまり、2人とも力が発動した。
蒼とヒスイは嬉しいような不安なような微妙な感情だった。
パチパチ
拍手の音が聞こえた。
四人ははっと拍手の音の方を見た。
四人は敵のことで頭がいっぱいで見られているのを忘れていた。
「ヒスイさまー!」
「蒼さまもいるわー!」
「空とスイって2人の子供だったんだ。」
くちぐちに声が聞こえる。
ヒスイと蒼は諦めたらしく
「はじめまして。ヒスイと申します。この場所の工場は私達がしますので・・・これからもよろしくお願いします!」
ヒスイが話しかけると主に男子が悲鳴をあげたり、倒れたりと大変なことになった。
「俺は蒼と言います。このたびはお騒がせしてすみませんでした。こちらで処理は致しますので・・・」
蒼は途中で言葉を止めた。
目の前をみたら女子がだいたい倒れていた。
これ以上増えるのはダメだと思い止めたのだ。
「スイ、空帰っていな疲れただろう。」
「「いや!手伝う!」」
2人は手伝うと言い張った。
なのでヒスイとスイはケアーで地面を戻し、蒼と空は攻撃によって刺さっている武器を消していった。
そのあいだにもヒスイと蒼に話しかけ倒れる人もいてヒスイが毎回治して行ったので時間がかかったがなんとかその日のうちに終わった。
「では失礼します。」
ヒスイが頭を下げて学校を出ようとした。
「空くんー!スイちゃーん!」
複数の声が聞こえた。
その声の主は神登、瑠璃、忍、水華だった。
「2人とももう学校こないの?」
「うん、行けない。」
「・・・そっか、でもまたどこかで会おうね!約束だよ!」
6人で指切りげんまんをした。
そんな2人を見ながらヒスイと蒼は微笑んでいた。
「小学校来てよかったでしょ?」
「まあな、友達も出来たみたいでよかった。」
「あ、」
ヒスイが思い出したように空とスイに近づいた。
「いまさらだけどねこのふたり・・・」
空とスイの周りから赤色の光が消えていった。
「え、えーーーーー」
ヒスイはその声が聞きたかったとでもいうようにドヤ顔をしている。
スイと空にかけていた小学一年生になる力をといたのだ。なので二人共小さくなっている。
そんな小学一年生と5歳と3歳の悲鳴が夜にこだまし、よるはふけていった。