ヒスイ巫女4

うぁぁぁ！！ 
ヒスイは叫んだ。
何度やってもヒスイは最期の時になると怒りと絶望で力を使う。
その度にヒスイは意識を失いまたリセットされる。
（本当は分かっているんだ。力を使わないには自分の記憶を消せばいい。晃を皆を忘れればいい･･･）
ヒスイは記憶の中で考えをまとめていた。
（そうすれば･･･）
そして再度考える。
（そんな事できるか！！）
また破壊の力を使った。
ヒスイにとって晃との記憶は前世で最も楽しかった記憶そして最も悲しかった記憶。
その全てを合わして大切な思い出なのだ。だから･･･
ヒスイは目を開いた。
目の前に陸がいた。
ヒスイはゆっくりと立ちこう言った。